インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工の歯根を埋め込み補う治療方法です。
選択肢のひとつとして、インプラント治療を検討している方や、将来的に年を重ねたらインプラントにしようかな…と考えている方も少なくありません。
しかし、インプラントを行っている人は少なくありません。
インプラントと公表している芸能人も多く、和田アキ子さんは下の歯を全て、バナナマンの日村さんは上の歯を全部インプラントにしています。
なぜ絶対だめと言われているのでしょうか。
本記事では、インプラントが やらなきゃよかった、絶対だめと言われている理由・デメリット、メリット、インプラントをやめたほうがいいか判断する方法、インプラントの相談におすすめの歯医者、よくあるインプラントのリスクに対するQ&Aをご紹介します。
インプラント治療は
歯科医院で行っています
インプラントが絶対だめと噂される理由・デメリット9選
インプラントが絶対だめと噂される理由・デメリットを9つご紹介します。
インプラントが絶対だめと噂される理由・デメリットは以下となります。
- 外科手術のリスク
- インプラントをやめたほうがいい人がいる
- インプラント治療の期間が長期化するリスク
- インプラント治療の費用が高い
- 継続してメンテナンスを行う必要がある
- インプラントがダメになったときに再治療が難しい
- 強く噛みすぎるようになるリスク
- 治療後・老後にインプラント周囲炎のリスク
- 歯医者によって技術の差が大きい
9つもインプラントが絶対だめと噂される理由・デメリットがあるのか、とげんなりされる方もいることでしょう。
しかし、9つのインプラントが絶対だめと噂される理由・デメリットそれぞれに、その対処方法があります。
対策を行うことで、絶対だめと言われることをなくせます。
①外科手術のリスク
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして外科手術のリスクがあります。
インプラント治療では、外科的手術を行います。
インプラントで行う手術は顎の骨にネジを埋め込むなど、大変高度な難易度のものです。
通常の歯科治療では行わないことをやるので、たとえ一般的な歯の治療に関して評判の良い歯科医院でも不安をぬぐえません。
実際、治療を受けてから神経がおかしくなった、痛みが出るようになり、やらなきゃよかったという患者もいます。
しかし、インプラント治療実績豊富な歯科医院であれば安心できます。
安全対策のための設備が整っており、インプラント治療経験豊富な歯科医院を選びましょう。
②インプラントをやめたほうがいい人がいる
インプラント治療を行っては絶対だめ、やめたほうがいい人がいます。
以下のような人は歯科医院で相談しても、絶対だめ、やめたほうがいいと言われる可能性があります。
- 全身疾患
- 金属アレルギー
- あごの骨が弱い・少ない人
以降ではどのような人が絶対だめと言われ、やめたほうがいい人なのか、その理由も併せてご説明します。
全身疾患
全身疾患の方はインプラント治療をやめたほうがいいです。
以下の疾患を持っている方については、インプラント治療は絶対だめと断られてしまう可能性が高いです。
- 糖尿病
- 高血圧
- 心臓病
- 骨粗しょう症
インプラント治療のために行う外科的手術が、これらの疾患に悪影響を及ぼし、体に不調をきたしてしまう可能性があります。
しかし、疾患の改善を行ったり、歯科医院と医師の連携により疾患の症状をコントロールすることで、インプラント治療を受けられるケースがあります。
金属アレルギー
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、金属アレルギーの方の治療が厳しい点が挙げられます。
金属アレルギーをお持ちの方も、インプラント治療は絶対だめ、やめたほうがいいと言われる可能性があります。
インプラントには純チタンやチタン合金を使用します。
アレルギー反応を引き起こす可能性は低いですが0ではありません。
金属アレルギーをお持ちの方も、治療前の段階で絶対にだめと言われる可能性が高いです。
しかし、チタンではなく、100%非金属のジルコニアインプラントを使用することもできます。
少し割高となりますが、それでもインプラント治療を受けたいという方は、ジルコニアインプラントを取り扱っている歯科医院を探してみてください。
あごの骨が弱い・少ない人
あごの骨が弱い・少ない人も歯科医院から絶対だめ、やめたほうがいいと言われる可能性があります。
あごの骨が弱い、少ないと、インプラント体を支えられない、治療後の見た目や機能に問題が生じるといった不都合が起きてしまいます。
そのため、インプラント治療の前に骨造成術を勧められます。
骨造成術とは自分の骨や人工骨で失った顎の骨を補う手術のことです。
骨造成術を行うと、インプラント治療を受けることができますが、骨造成術を行っていない歯科医院も複数ありますので、あごの骨が弱い・少ない人は骨造成術を取り扱っている歯科医院を探すとよいでしょう。
③インプラント治療の期間が長期化するリスク
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして治療期間があげられます。
インプラント治療は、他の歯を補う治療と比較しても、治療期間が圧倒的に長くかかります。
治療期間 | 平均寿命 | |
---|---|---|
インプラント | 3か月~1年 | 10~15年 |
ブリッジ | 1~2週間 | 7~8年 |
入れ歯 | 1~2週間 | 4~5年 |
とにかく早く治療してほしい、というのであれば、インプラントではなく入れ歯やブリッジを勧められるケースもあります。
しかし治療期間が長い分、寿命を見るとインプラントが10~15年と一番長く使用できます。
うまく手入れすれば、それ以上の長い期間使用することが可能です。
また、最近の新しい治療法である抜歯即時インプラントを行えば、約3ヶ月~4ヶ月の治療期間でインプラントを埋め込むことができます。
歯を抜いてすぐにインプラントを埋め込むという治療法です。
抜歯とインプラントで手術が2回以上必要になっていたところを1回で済ませることができ、患者への負担も少なくすみます。
治療期間も、通常の約半分の期間に短縮することが可能です。
抜歯即時インプラントは高度な技術を必要としますので、限られた歯科医院でしか取り扱っていません。
もし治療期間を短縮したいという場合は、抜歯即時インプラントを行える歯科医院を探してみてください。
④インプラント治療の費用が高い
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットの一つに、インプラント治療の費用が高いということがあります。
インプラントの治療は自由診療とされるので保険がききません。
その影響もあり、インプラント治療は入れ歯、ブリッジと比べるととても高額となってしまいます。
インプラント | 30万円〜40万円 |
---|---|
ブリッジ | 2万円〜3.3万円 |
入れ歯 | 0.5万円〜1.3万円 |
インプラント治療を受ける際は費用面も考慮して検討する必要があります。
医療費控除の制度を利用すれば、費用を抑えて治療を受けることもできますので、ぜひ調べてみてください。
年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が10万円以上となる場合に、所得税を一定金額控除する制度。
歯科の自費診療の場合も適用され、インプラントもその対象となりますが、審美目的での治療は対象外です。
また、通院に必要な交通費も控除の対象に含まれます。(ガソリン代や駐車場代は対象外)
税務署へ医療費控除を申告することで医療費控除制度を利用することが可能です。
最大5年前まで遡って申請することができます。
申告の際には、通院日、通院費が分かるように記録し提出する必要がありますので、レシートや領収書を保管しておきましょう。
詳しくは区役所、市役所、税務署にお問合せください。
高い費用を支払ったにも関わらずインプラントが合わず、やらなきゃよかったと後悔する人もいます。
そうならないために、費用もしっかり考慮して検討してください。
⑤継続してメンテナンスを行う必要がある
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、継続してメンテナンスを行う必要があるという点があります。
インプラントを埋め込んだ後も、継続して歯科医院へ通い、メンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎という病気になりやすいです。
インプラント周囲炎はインプラントの劣化を促進させ、再手術を行わなければならなくなります。やらなきゃよかったと後悔してしまうかもしれません。
また、インプラントは口臭を悪化させやすくします。
インプラントは天然歯と比べ、被せ物とアバットメントという部位の隙間に食べかすなどが詰まりやすいことが原因です。
そのためインプラント周囲炎の確認や、インプラント専用のクリーニングを行うために、治療後も定期的にメンテナンスを受ける必要があるのです。
⑥インプラントがダメになったときに再治療が難しい
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、インプラントがダメになったときに再治療が難しい点があげられます。
インプラントがもし、周囲炎などによってだめになったら再治療を受ける必要があります。
再治療は基本的に初めにインプラントを埋め込んだ際の治療と同じものです。
しかし、費用は初めの治療よりも高くなるケースも多くあります。
インプラントがだめになるほど、口腔内の状態が悪化しているということになるので、必然的に治療の難易度が上がってしまうことが原因です。
その難易度の高さから、入れ歯やブリッジに変えるケースも少なくありません。
せっかくインプラントにしたのに、結局入れ歯やブリッジに変えなければいけなくなるなら、やらなきゃよかったと後悔してしまいますね。
このデメリットの対策として、定期的なメンテナンスを行い、インプラントを清潔に保つことが必要です。
⑦強く噛みすぎるようになるリスク
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、強く噛みすぎるようになるリスクというものが挙げられます。
インプラントの噛む力は、通常の歯と比べ、非常に強力です。
通常の歯は骨との間に歯根膜という組織があります。
しかし、インプラントの場合はこの歯根膜がなく、インプラントと骨が直接くっついています。
歯根膜は、歯と骨を強固に結びつける、硬さや感触、刺激を感知して、歯に伝わる咬合力を調整する役割を持っています。
インプラントは通常の歯の感覚と違いますので、感覚がぶれ、強く噛みすぎてしまうといったことも起こります。
強く噛みすぎると、インプラントが折れたり、被せ物が壊れたり、骨に影響を及ぼしてしまったりすることもあります。
ものを食べる際は、噛みすぎないように注意する必要があります。
⑧治療後・老後にインプラント周囲炎のリスク
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、治療後・老後にインプラント周囲炎のリスクがある点が挙げられます。
治療後にケアを怠ってしまえば、デメリットのインプラント周囲炎のリスクは高くなってしまいます。
そしてそのケアを十分に行えない可能性が高いのは、老後の方々です。
老後の生活を送る方々の中でも、インプラントをしたいと思っている人は少なくありません。
デメリット以前に、そもそも、年取ったらインプラント治療はできるのか、という疑問があるかと思います。
老後でもインプラント治療は可能です。
しかし、そのデメリットについて、しっかりと把握しておく必要があります。
デメリットの一つとして、老後になると、歯のセルフケアを十分に行うことができなくなり、インプラントに影響を及ぼしてしまう可能性があります。
特に老後の年齢になると、口腔内の病気になりやすくなりますので、セルフケアはとても重要です。
寝たきりなど、要介護状態になって自由が利かなくなったときにうまくケアできなくなってしまうこともあります。
このデメリットを克服するために、特に老後の方は歯科医院へ欠かさず通い、インプラントのメンテナンスを行うようにしましょう。
現在は、寝たきりの方向けですが、訪問歯科治療のサービスもあります。
老後のインプラントのため、デメリットを減らすために、定期クリーニングや訪問歯科治療の利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
⑨歯医者によって技術の差が大きい
インプラント治療の絶対だめと言われるデメリットとして、歯医者によって技術の差が大きい点が挙げられます。
歯科医院それぞれに、技術力や設備状況の差はありますが、インプラント治療はそれが顕著です。
インプラントの治療は通常の歯科治療と異なるため、普通の歯科治療であれば評判が良いところでも、インプラント治療に関してはスキルや設備が追い付いていない医院もあります。
設備が最新でないと、感染症を起こすリスクが上がり、トラブルが起こる可能性があります。
実際、歯科医院の治療準備が不十分なために起こったトラブル事例もあります。
そういったデメリットを引き起こさないためにも、インプラント治療の実績が豊富な歯科医院を選ぶ必要があります。
インプラント治療の歯科医院は
慎重に選びましょう
インプラントのメリット3選
ここまで、9つものインプラント治療の絶対だめと言われるデメリットについてご説明してきました。
しかし、それでもインプラント治療をしたい、行っているという方は大勢います。
9つのデメリットを上回るほどのメリットとは何なのでしょうか。
インプラント治療は唯一他治療と違って人工歯根があり、以下3点のメリットをもたらします。
- 噛む力や話す力を取り戻せる可能性がある
- 健康な歯への負担が少ない
- 見た目が自然なので気にならない
それぞれのメリットについて、以降で詳しくご紹介していきます。
①噛む力や話す力を取り戻せる可能性がある
インプラントは、噛む力や話す力を取り戻せる可能性があります。
歯を失い、さらに年取ったら噛む力が衰え、話しにくくなってしまいます。
私の祖父も、歯がない人だったため、何を言っているのかわからない時もありました。
インプラントは直接骨にくっつけることができるので、デメリットの紹介の際に強く噛みすぎてしまう、という点をあげましたが、逆に考えると衰えた噛む力を取り戻すことにつながります。
また、歯を取り戻すことで発音しやすくすることができます。
入れ歯も話しやすくすることはできますが、ずれたり外れたりする場合があります。
インプラントはそうしたずれ、外れる心配をする必要がありませんので、安心して会話を楽しむことができます。
②健康な歯への負担が少ない
直接骨にくっつけることができるという点は、周囲の歯に何も影響を与えないというメリットにつながります。
ブリッジや入れ歯はどうしても周囲の歯に影響を与えてしまいます。
ブリッジは治療の際、両隣の歯を削る必要があります。
入れ歯はバネや装置を残っている周囲の歯に引っかけることで固定します。
ブリッジや入れ歯は残存している歯に余計な負荷をかけてしまいますが、インプラントは直接骨に埋め込みますので、その心配はありません。
周囲の歯への負荷が高くなると、その歯まで失ってしまう可能性もあります。
この点を踏まえるとインプラントにするメリットはとても大きいですね。
③見た目が自然なので気にならない
インプラントは審美性に優れています。
入れ歯やブリッジは外から装置が見えてしまうことがありますが、インプラントは見た目が通常の歯と同様のように見え、歯を失っているとは気づかないほどです。
入れ歯やブリッジの場合、周囲からの目が気になって口を開けて笑うことができないという方もいます。
その点、インプラントは周囲の目を気にする心配はありません。
見た目をきれいに見せたいという方からすれば、インプラントが一番適した治療法となります。
インプラント治療は
メリットも多くあります
インプラントをやめたほうがいいか判断する方法4つ
以上のメリットを踏まえ、インプラントに興味がある方は、しかしデメリットのリスクなどが気になるところですよね。
以降では、インプラントはやめたほうがいいか、判断する方法をご紹介していきます。
判断方法は以下4つです。
- 優先したい治療目的は何か
- 入れ歯とブリッジのメリット・デメリットと比較
- インプラントに強い歯医者でカウンセリングを受ける
- インプラントをやめたほうがいい人の特徴じゃないか
では、それぞれの判断方法について、詳しくご説明していきます。
①優先したい治療目的は何か
優先したい治療目的を考えましょう。
主な治療目的として、以下が挙げられます。
- 費用
- 治療期間
- 機能
- 審美性
- 寿命
- 歯への負担
費用を抑えたいのであれば、インプラントはやめたほうがいいですし、審美性や機能を優先したいのであれば、インプラントが良いでしょう。
治療期間は早いほうがいいという場合、インプラントはやめておいたほうがいい、となります。
ご自分の一番優先したいことが何か見極めることで最適な治療方法を選ぶことができます。
反対に、見極めを誤ると、無駄な費用が発生してしまうなどのデメリットが起きる可能性があります。
②入れ歯とブリッジのメリット・デメリットと比較
入れ歯とブリッジ、インプラントのメリット、デメリットを知ることで、どの治療がいいのかの判断材料になります。
老後の方は特に、入れ歯を使用されている人が多くいますが、歯を補う治療それぞれにメリット、デメリットがあります。
以下比較表を参考ください。
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
---|---|---|---|
費用 | 30万円〜40万円 | 2万円〜3.3万円 | 0.5万円〜1.3万円 |
治療期間 | 3か月~1年 | 1~2週間 | 1~2週間 |
平均寿命 | 10~15年 | 7~8年 | 4~5年 |
違和感 | なし | ほぼなし | あり |
審美性 | 高い | やや高い | 低い |
噛む力 | 非常に強い | 強い | 弱い |
残存歯への影響 | なし | あり | あり |
治療可能本数 | 制限なし | 制限あり | 制限なし |
手術 | あり | なし | なし |
保険適用 | 不可 | 可 | 可 |
インプラントが絶対だめ、やめたほうがいいと言われるように、デメリットも多々ありますが、入れ歯、インプラントより優れている点も多くあります。
確かに手術のリスクはありますが、こうして比較してみてみると、やめたほうがいい、絶対だめというわけではないということがわかります。
インプラントは他2つより長く使うことができますし、使い方さえ間違えなければ、やらなきゃよかったという事態には発展しません。
インプラントをしていれば、老後の生活でも食事や会話に困ることもありません。
メリット、デメリットを踏まえたうえで、インプラントはやめたほうがいいのか、治療を受けるのかご検討ください。
③インプラントに強い歯医者でカウンセリングを受ける
インプラントに強い歯医者でカウンセリングを受けることをおすすめします。
複数の歯科医院を受けて判断するのもよいでしょう。
デメリットの際にもお話しましたが、インプラント治療の技術や設備は、歯科医院によってバラつきがあります。
インプラント治療について信頼できる歯科医院を選ぶためにも、複数の歯科医院を受けてみる、インプラント治療実績豊富な歯科医院を探しカウンセリングを受けてから決める、というふうに、慎重に歯科医院を選ぶ必要があります。
インプラント治療を受けて、後遺症が残ってしまったり、やらなきゃよかったと後悔しないためにも、時間をかけてじっくり判断しましょう。
④インプラントをやめたほうがいい人の特徴じゃないか
インプラントをやめたほうがいい人の特徴についても把握し、自分が当てはまるかどうかも確認しておきましょう。
まず、先ほどメリットとデメリットについて比較しましたが、インプラントのメリットに、自分の優先したいことが当てはまっていない場合はやめておいたほうがいいです。
また、インプラント治療ができない状態の方という人もいます。
- 18歳未満の方
- 妊娠中の方
- 高血圧、心疾患、骨粗しょう症、糖尿病など、全身疾患や持病がある方
- 虫歯や歯周病がある方
以上の特徴を持っている方は、歯科医院側から、インプラント治療は絶対だめ、やめたほうがいいと言われる可能性が高いです。
特に18歳未満、妊娠中の方はインプラント治療ができない方針となっていますので、絶対だめと言われてしまうでしょう。
しかし、一部の疾患については、その治療次第でインプラント治療を受けることが可能となるケースがあります。
歯科医院からインプラント治療をやめたほうがいいという場合でも、一度かかりつけの医師と相談をしてみましょう。
インプラント治療を行う際は
かかりつけの医師へも確認しましょう
インプラントの相談におすすめの歯医者
インプラント治療を受ける前に、歯科医院にて事前診査、相談を行うことができます。
以降では、インプラント治療をする際の相談におすすめの歯医者をご紹介します。
店舗名 | アイデンタルクリニック
画像引用元:アイデンタルクリニック公式アカウント
|
---|---|
ジャンル | 歯科医院 |
店舗数 | 3店舗(東京・神奈川) |
機能目的 | インプラント |
口コミ | 3.8 |
来院実績 | 累計32,666本 |
メリット | 見積り無料 (CT撮影・診断・カウンセリング) |
手法 | インプラント施術 |
来院目安 | 1度の来院でもOK ※術後、半年に1度 メンテナンス(6,100円/回) |
施術時間 (1回) |
30分/本 |
初回価格 (税込) |
7.7万円/本~ ※総額15.4万円~ (4,620円/月・36回払い) |
2回目以降 (税込) |
– |
回数縛り | – |
保証 | 最大30年 ※何度でも交換OK |
公式サイト | 公式サイト |
※継続目安は口コミから抜粋しており、個人差がございます。効果の保証ではありません。※2022/8/4時点の情報です。※口コミの引用元:Google(アイデンタルクリニック)
アイデンタルクリニックは、歯科衛生士ではなくインプラント専門医が治療前の診査、診断、治療計画を行ってくれます。
歯科医院によっては、インプラント治療契約前の事前カウンセリングのみの場合でも費用を請求されるところもありますが、アイデンタルクリニックは無料です。
CT撮影、診断、カウンセリング、見積もりまで完全無料となっていますので、気軽に相談しに行くことができます。
アイデンタルクリニックはインプラント治療の実績も豊富で、32,666本の施術実績を持っています。
また、最長10年の保証やアフターフォローも行ってくれる歯科医院です。
アイデンタルクリニックは
治療前のカウンセリングが気軽にできます
インプラントのリスクに対するQ&A
以降では、インプラント治療のリスクについての質問に回答していきます。
インプラントは年を取ったらどうなる?老後のデメリット
インプラントは年取ったらデメリットが多く浮き出てしまうのか、といった心配をされている方、現在心配しながら老後生活をされている方も少なからずいます。
確かに、年取ったらインプラント治療を受ける際、以下のデメリットが出ます。
- 免疫力が低いため、細菌感染を起こしやすい
- インプラント体と骨が結合しにくい
- インプラントの結合に時間がかかり、その分治療費もかかる
- 体力がなく手術を受けるリスクが上がる
- 持病があるとリスクが上がる
老後でインプラント治療を受ける際は、必ずかかりつけの医師も交えて、ご相談の上デメリットがないか、リスクがないか確認をしてください。
また、老後はインプラント治療後も、以下の理由でインプラント周囲炎が発症しやすくなるデメリットがあります。
- 歯科医院までメインテナンスに通えなくなる
- 自分でのブラッシングが適切に行えない
しかし、そのデメリットを乗り越え、インプラントを手に入れることができれば、老後を送るうえで以下のメリットがあります。
- 咀嚼力が上がる
- 誤飲の防止
- 免疫、足腰、内臓などの機能を維持できる
- 認知症の防止
- 話しやすくなる
- 若々しい印象を得られる
デメリットにインプラントは噛む力が強いと説明しましたが、老後の方にとっては反対に良い効果をもたらします。
インプラントを使用すれば老後生活を送っている方々でも、咀嚼力を上げることができるのです。
咀嚼力を上げることによってインプラントは老後で起こりうるデメリットを良い方向に変えてくれます。
例えば、老後の不安である誤飲を防いだり、年取ったら心配するであろう認知症の防止になったり、栄養を体に吸収させやすくし、健康管理にもつながります。
また、入れ歯のようにずれたり外れたりする心配なく話すことができます。
若いころと比べ、年取ったら外面的な印象も大きく変わりますが、インプラントによって老後とは考えられない若々しい印象も手に入れることが可能です。
デメリットに対し、以上の複数のメリットをインプラントは持っています。
このメリットをデメリットにしないためにも、インプラント治療後は、以下のことに注意して老後生活を送りましょう。
- 毎日のケア
- 歯科医院で定期健診を受ける
- 栄養を取り運動を行い骨粗鬆症を予防
- 噛むことを意識して食べる
特にブラッシングは、インプラントのデメリットで伝えた通り、年取ったら適切にできなくなる恐れがあります。
その対策として、歯ブラシ、タフトブラシ、歯間ブラシなどのブラシを使い分けて歯を磨いてみてください。
歯ブラシだけで磨くよりも、しっかり老後でもセルフケアを行うことができ、インプラントのデメリットを減らせます。
また、定期的に歯科医院に通い、クリーニングをしてもらうのもよいでしょう。
インプラントで後遺症などの失敗事例は?
インプラント治療は残念ながら失敗事例も珍しくありません。
芸能人でも、例えば和田アキ子さんは、最初に治療を受けた半年後に再手術を行っているそうで、何らかのインプラント失敗があったのかもしれません。
以降では、インプラント治療を行ったことによる、後遺症やトラブル事例はないのか調べました。
調べると、ブログや知恵袋などの体験談で、インプラントで失敗、後悔した事例が複数確認できました。
知恵袋では、以下のインプラントによる後遺症、トラブル事例がありました。
奥歯にインプラントを入れたことを後悔しています。
数日間一人で悩んで、どうしようもないのでどなたかアドバイスください。 数年前、歯根嚢胞で左の一番奥を失いました。
それでインプラントにしたのですが、最近になって1番奥であれば無くても大丈夫との情報を目にして、辛くてたまりません。
というのもインプラント自体あまり上手くいってなく、今度違う病院で12万で修正を受ける予定だからです。
放置でいいならインプラントなんかしなきゃ良かったと心から思います。
引用元:知恵袋
具体的には書いてありませんが、インプラントの治療がうまくいっておらず、修正をしなければいけなくなった、というトラブル事例です。
この方は一番奥の歯を治療したそうですが、なくても問題ないという意見を聞いて、治療もうまくいっていないため、インプラントの治療をやらなきゃよかったと知恵袋に書いています。
修正費用も12万と大きい金額のため、やらなきゃよかったと思う気持ちはとてもよくわかります。
月1回欠かさずメンテナンス行ってます。
ずっと快適でしたがちょうど2年目に入ったころインプラントした付近の歯茎から、わずかですが出血するようになりました。
丁寧に歯磨きしてるつもりでも、インプラントの場合は形成上、よごれが入り込みやすいとのことでした。
とりはずして、洗浄していただいたら翌日から出血もなくなりました。
今度から年1回洗浄していただくことにしました。
正直お金はかかりましたが、お金には変えられないものがあることを実感しました。
女性 引用元:知恵袋
月1回のメンテナンスを行っている方でも2年でトラブルが起きてしまったという事例です。
幸い、歯科医院で対処してもらうとすぐに良くなったとのことです。
こうしたインプラントのトラブル事例が起きた場合、歯科医院でのメンテナンスの大切さがわかりますね。
半年前に奥歯にインプラントを入れました。
手術終了当初から痛みがあり、そのうちおさまるという話でしたが、痛みの増減はありますが、痛みが取れません。
特に、食事をすると、歯というより、骨にかけて響くような痛みがあり、インプラント側で食事ができない状態が続いています。
また、酷くは無いのですが、痺れてるような感覚もあり、半年感非常に苦痛です。
何度か検査もしましたが、検査上ではうまくいっているようで、薬など飲みながら様子を見ましょうと言われたのですが、半年感の苦痛も我慢の限界で撤去したいと申し出ています。
撤去するなら割引して再手術しますと言われました。
再手術でまたお金をとるにか?というスッキリしない気持ちです。
引用元:知恵袋
こちらはインプラント治療を行ってから半年間、痛みが続く後遺症があったというトラブル事例です。
こうした痛みが伴う後遺症が残ることはこの1件だけではありません。
検査を何度も行っていたとありますが、通常の歯科治療とインプラントは勝手が違いますので、後遺症の異変に気付くことができなかった可能性があります。
この知恵袋のような実績が少ない歯科医院でインプラント治療を行うことは絶対だめです。
これらの後遺症や、トラブル事例の二の舞にならないためにも、歯科医院選びは慎重に行う必要があります。
インプラントは癌になるって本当?
インプラントは癌になるという噂があります。
インプラントが癌に結びついてしまい、癌になることがあるのは本当です。
インプラントの周囲上皮は慢性炎症が起きやすい箇所です。
口腔内で慢性炎症がおこると、口腔癌になるリスクが上がります。
口腔癌になる好発年齢層は高齢の方々なので、特に老後の方々でインプラントを使用している場合は注意が必要、といったデメリットがあります。
しかし、口腔癌になる原因はインプラントだけではありません。
一般的な歯周病も、口腔癌に発展してしまう可能性があります。
身内が口腔癌でしたが、口腔内も清潔にしていましたし、癌の原因はどこから来るのかわからないものです。
通常の歯をお持ちの方も、インプラントの方も、同様に口腔内のケアを怠らないようにしましょう。
アメリカはインプラント治療が減少してる?
アメリカはインプラント治療が減少してるといった噂があります。
アメリカはインプラント先進国で、インプラント治療の普及率も日本より高いイメージです。
そのアメリカのインプラント治療が減少しているということには疑問を抱かずにはいられないですよね。
しかし実際、アメリカのインプラントの出荷は減少傾向にあります。
これは、治療を行うべき人にはもう行ったためにみられる減少と考えます。
インプラントが普及したのは50年前で、インプラントは長持ちしますので、50年間で需要のある人には提供し終わったと考えるのが妥当でしょう。
歯科医はインプラントしないって本当?
歯科医はインプラントをしないというのは本当でしょうか。
すべての歯科医がそうというわけではないですが、歯科医はインプラントをしないという事例はいくつか確認できました。
理由は、歯科医だからこそ、上記で説明したようなインプラントのデメリットをよく知っている点にあります。
歯科医はインプラントのデメリットを把握しているため、インプラントしない歯科医もいますし、インプラントをおすすめしない歯科医もいます。
インプラント治療後の
デンタルケアがとても重要です
まとめ
本記事では、インプラントが絶対だめと噂される理由・デメリット、メリット、インプラントをやめたほうがいいか判断する方法、インプラントの相談におすすめの歯医者、よくあるインプラントのリスクに対するQ&Aをご紹介しました。
インプラントは様々なリスクがあるため絶対だめと言われていることがわかりましたね。
しかし、インプラントにはそのデメリットを上回るメリットがあることも明らかになりました。
また、インプラント治療は絶対だめと言われる人の特徴やインプラントは年取ったらどうなるのか、アメリカのインプラント治療が減少している理由、インプラントが癌になると言われている理由、歯科医はインプラントをしない理由なども確認できました。
最後に、インプラントが絶対だめと噂される理由や、老後のデメリットに関するポイントをおさらいします。
- インプラントには外科手術のリスクや期間、費用などのデメリットがある
- インプラントには噛む力話す力を取り戻し、審美性に優れているなどのメリットがある
- 優先する治療目的を明確にし、他治療との比較を行い治療を受けるか判断する
- インプラントは年取ったらデメリットも多いがメリットも大きい
- 信頼できる歯科医院選びをする
- 治療後もケアを怠らない
インプラントは、特に老後の方にとってはデメリットが多くあります。
しかしメリットを多く受けることができるのも老後の方です。
治療は手術を行い、体に負担がかかるため、治療前にしっかり相談を行いご検討ください。
メリット、デメリットを把握し
インプラント治療を検討しましょう
※本ページの情報は、2022年10月17日時点のものです。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。※独自調査と記載のある口コミや評価は、クラウドソーシングサービスを利用して、実際に商品やサービスを利用したことがある方でアンケート集計を実施しまとめております。※本ページに記載の効果・継続目安は個人差がございます。
しかし、インプラントについて調べてみると、やらなきゃよかったと言っている人がいたり、絶対だめと言われていたりします。