ホワイトニングに挑戦したいけど痛みが気になってなかなか手が出しづらいという方も多いでしょう。
一般的に、ホワイトニング後の痛みは24時間程度で落ち着くと言われています。
それでも強い痛みで我慢をするのが辛い時、24時間以上経過しても痛みが消えないときはどう対処すればいいのでしょうか。
今回はホワイトニングで後悔しないためにも歯がしみる原因や、対処法について解説します。
ホワイトニングはいつまで痛いの?Yahoo!知恵袋から対処法を紹介
画像引用元:Yahoo!知恵袋
ホワイトニングは人によって全くしみない人もいれば、痛みを感じる人がいます。
痛みに差があるのは、ホワイトニング時の歯の状態や使用する薬剤の濃度の違いがあるからだといわれています。
ホワイトニング時の痛みがでる原因や、しみた時の対処法を以下でまとめています。
知覚過敏のようなしみる痛みは施術から24時間程度で治まる
画像引用元:Yahoo!知恵袋
歯ぎしりで歯がすり減っている場合や、歯にヒビが入っている時などは薬剤が歯に浸透しやすくなり痛みが出ることがあります。
多くの場合、24時間以内にホワイトニング時の痛みは治まります。
もしも24時間以上経過しても痛みが続くようであれば、神経が炎症を起こしている恐れもあるので、歯科医に相談することをおすすめします。
痛み止めが効かない場合はシュミテクトを塗る
痛み止めを飲んでも痛みがひかない時は、シュミテクトを塗って対応している方がいらっしゃいました。
シュミテクトとは知覚過敏用の歯磨き粉のことです。
シュミテクトには、知覚過敏抑制剤の硝酸カリウムという成分が配合されており、神経へ刺激が伝わりにくくする効果があるといわれています。
ホワイトニング後にシュミテクトを使って歯磨きをしたり、シュミテクトを塗ることで痛みが和らげる効果が期待できるようです。
ズキンとする痛みは虫歯の可能性がある
画像引用元:Yahoo!知恵袋
虫歯がある状態でホワイトニングをすると、ズキンとした痛みを感じることがあります。
虫歯が進行している歯は、歯の表面のエナメル質が溶かされ、刺激に敏感である象牙質(ぞうげしつ)が剥き出しになっている状態です。
ホワイトニングの薬剤が象牙質やその下にある神経に直接触れてしまうことで、痛みを感じます。
このような痛みが出ないようにホワイトニングをする時は、先に虫歯治療を終わらせておくことが基本です。
虫歯に気付かずホワイトニングをしてしまった場合は、虫歯治療が完了しない限り痛みが続くことが予想されますので、速やかに歯科医に相談するようにしましょう。
ホームホワイトニングで痛い場合は歯医者に相談
画像引用元:Yahoo!知恵袋
ホワイトニング時の痛みが24時間経ってもひかず、我慢できないほどの痛みが続くという人もいるようです。
歯の状態は人それぞれ違うので、少しの刺激が強い痛みを伴うことも十分考えられます。
ホームホワイトニングで痛みが続く時は、無理して使用を続けず、歯科医に相談することをおすすめします。
薬剤の濃度を低くするなどして対応してもらえることがあります。
ホワイトニングでめちゃくちゃ痛い時の対処法まとめ
次はホワイトニングで痛みを感じる時の対処法についてご紹介します。
・痛み止めを使用する
・しみ止めを塗る
・ホワイトニングの使用を中止する
などで対応するといいでしょう。
以下でそれぞれ詳しくみていきます。
寝れないときはロキソニンなど痛み止めを服用する
ホワイトニング時の痛みは通常、24時間程度で痛みが治まるといわれていますが、それでも痛みを我慢するのは辛いものです。
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングに比べ薬剤の濃度が高いので刺激を感じやすいです。
そのため、事前にしみ止めを塗布して痛みを最小限に抑えたり、痛みが出た時のために痛み止めを処方してもらうことができます。
一般的に、歯科クリニックでは痛み止めとして
・ボルタレン
・ロキソニン
・カロナール
が処方されることが多いです。
この中でも最も鎮痛効果が高いとされているのはボルタレンです。
市販薬で鎮痛効果が期待できるのは
・ロキソプロフェン
・イブプロフェン
・アセトアミノフェン
などの成分が配合されている薬です。
ロキソプロフェン・イブプロフェンは比較的鎮痛効果が高いといわれています。
アセトアミノフェンはそれらよりも効果は劣りますが、胃にやさしく空腹時でも飲むことができます。
痛み止めを使用する際は、成分、用法・容量を確認し服用するようにしてください。
ロキソニンが効かない場合は知覚過敏用のしみ止めも効果的
「痛み止めを飲んだのに痛みが治まらない」という時には、知覚過敏用のしみ止めを塗ってみるのも効果的です。
シュミテクトなどの硝酸カリウムやフッ素、CPP-ACPが配合された歯磨き粉は歯がしみるのを防ぐ効果があります。
歯茎がただれていたり、腫れがあり痛みを感じる場合は口内炎に使用する塗り薬を塗るという方法もあります。
口内炎用の塗り薬の成分であるジブカインやアミノ安息香酸エチルは局所麻酔作用により、炎症に伴う痛みを抑える効果があります。
また、抗炎症成分であるグリチルリチン酸は歯茎の腫れを抑える効果が期待できます。
成分・用法・用量を正しく守り使用してください。
めちゃくちゃ痛い場合でも数日で落ち着いてくる可能性がある
ホワイトニングに伴う痛みは通常、数日で落ち着きます。
痛みに耐えられない場合は痛み止めを服用しながら使用しても問題はないとされていますが、痛みがひかない場合は歯医者で相談する必要がでてきます。
薬剤の濃度を低くしたりして対応してもらえることがあります。
痛み止めを飲んでも、一時的に痛みは治まりますが、根本的に痛みを解決できるわけではありません。
虫歯など歯に異常がないことが確認できている、薬剤の濃度を低くしても痛みがなくならない時は、ホームホワイトニングを中断するという選択肢も考えておいた方がいいでしょう。
ホワイトニングが痛い理由
ホワイトニングをした時に感じる痛みには
・ズキズキとした
・脳へ突き抜けるようなピリッとした痛み
・じんじんしみてくる痛み
などの種類があります。
このような痛みを感じる原因をみていきます。
エナメル質の表面を剥がして薬剤を浸透させるからしみる
まず、歯の構造は大きく分けて外側から「エナメル質」「象牙質」「神経」という構造になっており、ホワイトニングはエナメル質の表面にある「ペリクル」という部分を剥がして薬剤を浸透させることで歯を漂白していきます。
ホワイトニングを行うと一時的に、歯を保護しているペリクルが剥がれるので、歯が刺激を受けやすくなり、息を吸い込んだだけでも歯がしみたりします。
剥がしたペリクルは24時間で再生するので痛いのは約1日
ホワイトニングで剥がれてしまったペリクルは一般的に24時間で再生されるといわれています。
1日経過すれば歯の痛みが落ち着くといわれているのはこのペリクルが再び作られることで、歯の表面を保護し、あらゆる刺激から歯を守ってくれるためです。
オフィスホワイトニングは漂白効果は高いが高濃度の薬剤を使う
オフィスホワイトニングは有資格者が施術するため、高濃度の薬剤を使用することができます。
短期間で歯を白くするのに向いていますが濃度が高いため、しみたり痛みを感じやすいという特徴もあります。
ホームワイトニングは口腔内の状況や体調も影響する
一方で、ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングに比べ、濃度が低い薬剤でつくられています。
しかし、刺激が全くないというわけではなく、歯の状態や体調によって痛みが出る場合もあります。
間違った方法で使用していたり、歯にヒビが入っていたり虫歯があったりすると強い痛みを感じることがあります。
薬剤が歯茎に触れると痛い
薬剤の量が多かったり、水分をよく拭き取れていないと薬剤が歯茎に触れ、痛いと感じることがあります。
ホワイトニングをする時は、なるべく歯に残っている水分を拭き取り、薬剤が歯茎に触れないようにし、薬剤の使用量も守るようにしましょう。
薬剤が歯茎についた場合は、すぐに拭き取るようにしてください。
虫歯や亀裂が入っているなど歯の状態が悪い
虫歯で歯に穴が空いていたり、歯に亀裂がはいっていると歯がしみやすくなります。
薬剤が作用するエナメル質には神経が通っていないため、通常痛みを感じることはありませんが、歯の状態が悪いとエナメル質の内側にある象牙質に直接薬剤の刺激が伝わってしまいます。
象牙質は神経に近く、刺激を受けると強い痛みを感じます。
歯のヒビは自分ではなかなか気づきにくいので、ホワイトニングをする前に担当医に確認してもらう必要があります。
ホワイトニング直後に冷たいものや熱いものを飲食した
ホワイトニングの直後は、薬剤によってペリクルが剥がれており歯が無防備な状態になっています。
ちょっとの刺激でも痛みを感じやすくなっています。
冷たいものや熱いものは刺激になりやすいのでホワイトニング直後は食事に気をつけるようにしましょう。
24時間以上経てばほとんどの場合、食事に気を遣う必要はありませんが、ホワイトニングを施した歯は一時的にもろくなっていることを覚えておいてください。
ホワイトニングで痛い時によくある疑問・質問
最後にホワイトニングの痛みに関するよくある質問や疑問の
・ホワイトニングで歯が痛い理由
・いつまで痛い?
・ホワイトニングは歯茎が溶けるって本当?
などに答えていきます。
ホワイトニングで歯が痛いのはなぜ?
ホワイトニングで歯が痛い原因は
・歯にヒビや虫歯がある
・薬剤の濃度が高い
などがあります。
ホワイトニングを希望する時は、事前に歯の状態を確認してもらい、異常があれば治療を完了しておく必要があります。
ホワイトニングを使用してみて歯がしみるときは薬剤の濃度が高い可能性がありますので、担当医に相談するようにしましょう。
歯をホワイトニングして痛いのはいつまで?
ホワイトニングの痛みは通常24時間程度で治まるといわれています。
ホームホワイトニングで2日以上痛みが続いたり、我慢できないほどの痛みを感じる時は歯科医に相談するようにしてください。
薬剤を変更したり、ホワイトニングを使用する間隔を2〜3日に1回にするなどして対応します。
ホワイトニングで歯茎が溶ける?
ホワイトニングで歯茎が溶けるということはありません。
ただし、間違った方法でホワイトニングを行った場合、薬剤が多過ぎたり長時間薬剤が歯茎に付着してしまうことで歯茎に炎症が起こる可能性はあります。
ホームホワイトニングをする場合は必ず使用ルールを守るようにしましょう。
また、オフィスホワイトニングでは歯茎を刺激から守るためにしみ止めを塗布したりして保護を行うクリニックもあります。
まとめ|ホワイトニングで痛い時は痛み止めの服用&歯医者に相談
ホワイトニングの痛みは24時間程度で治まるといわれていますが、我慢できないほどの痛みの時は痛み止めを服用するのも一つの手です。
しかし痛み止めは一時的に痛みを緩和するためのものですので、痛みが続く場合は歯医者に相談するようにしてください。
今回はホワイトニングで痛みを感じる原因なども解説しました。
ホワイトニングをする際の参考にしてみてください。