八重歯の矯正の費用まとめ!顔が変わる・部分矯正できない例のデメリットも解説

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八重歯の矯正

八重歯とは前から3番目の歯が外側に外れて生えている状態のことをいいます。

笑ったときに目立つ場所でもあるので「八重歯を矯正したい」と考える人も少なくないでしょう。

今回は八重歯の矯正治療方法はどのようなものがあるのか、八重歯矯正に関わる費用などを詳しく解説していきます。

目次

八重歯の矯正方法は2種類

八重歯の矯正治療には「全体矯正」と「部分矯正」の2種類があります。

部分矯正は上下左右の前歯6本など、一部の歯しか動かすことができないので、症例によっては八重歯を部分矯正では治療できないことがあります。

部分矯正で治療できない場合は、一般的に全体矯正で治療することをすすめられます。

部分矯正は噛み合わせに問題がない、軽度な症例を対象としており、一方で全体矯正は適応症例が広く、部分矯正ではできないと判断された症例にも対応している場合が多いです。

部分矯正

部分矯正とは、一部の歯のみを治療する矯正方法です。八重歯を部分矯正で治療したい場合は軽度な症例のみ対応しています。

例えば

  • 奥歯の噛み合わせに問題がある
  • 重度ながたつきがある
  • 噛み合わせが深い(過蓋咬合)

などの症状があるような八重歯は部分矯正で治療することは難しいとされています。

部分矯正で治療可能かどうかは実際にレントゲン撮影をしたり、診察を受けてから出ないと判断できません。

まずは歯科クリニックを受診することをおすすめします。

全体矯正

全体矯正では奥歯を含む全ての歯をワイヤーやマウスピースを使って動かすことのできる矯正方法です。

部分矯正では対応できなかった噛み合わせに問題がある場合の八重歯や、歯の生えるスペースがなく、がたついているような八重歯でも全体矯正で治療できることが多いです。

抜歯を行いスペースを確保し、歯を大きく動かすことで、重度ながたつきや、噛み合わせの改善などが期待できます。

八重歯の矯正の費用は大人と大学生などで変わる?

八重歯の矯正費用では大人と大学生では変わりません。

永久歯が生え揃い、顎の成長が完了する12歳以上であれば、基本的に全て大人の矯正になりますので、費用や治療内容はほぼかわりません。

ただし、矯正装置の種類によって費用は大きく異なります。

ここからは

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正
  • インビザライン矯正

の種類ごとの費用と期間について解説します。

診断・調整費用など

歯科クリニックによって、料金の提示方法はさまざまです。

矯正治療に入る前に検査や診察などをする必要がありますが、その料金は歯列矯正費用として含まれるケースもありますし、そうでないケースもあります。

項目ごとの請求となるのかどうかは、歯科クリニックによって異なるので、ホームページなどで確認しておくのがいいでしょう。

一般的に歯列矯正にかかる費用相場は以下のようになっています。

項目 費用
カウンセリング 無料〜5,000円
診断 無料〜5万円
矯正装置 20万〜170万円
矯正装置の調整料金 3,000円〜5,000円

ワイヤー矯正の費用と期間

ワイヤーを使って歯を動かす矯正方法のことを「ワイヤー矯正」といいます。

歴史のある矯正方法で、幅広い症例に対応していることが特徴です。

ワイヤー矯正には表側につける「表側矯正」と、矯正装置が目立ちにくい舌側につける「裏側矯正」があります。

矯正方法 費用 治療期間
ワイヤー表側矯正 全体矯正:60万〜130万円

部分矯正:30万〜60万円

全体矯正:1〜3年程度

部分矯正:2ヶ月〜1年程度

ワイヤー裏側矯正 全体矯正:100万〜170万円

部分矯正:40万〜70万円

全体矯正:2〜3年程度

部分矯正:5ヶ月〜1年程度

マウスピース矯正の費用と期間

マウスピース矯正とは、取り外し可能な透明なマウスピースを使った矯正方法のことを指します。

マウスピース矯正はさまざまなメーカーのものがありますので使用するメーカーによって値段が異なりますので、具体的な値段は歯科クリニックに問い合わせしてみることをおすすめします。

以下がマウスピースの費用相場と治療期間となっています。

矯正方法 費用 治療期間
マウスピース矯正 全体矯正:20万〜70万円

部分矯正:70万〜120万円

全体矯正:1〜3年程度

部分矯正:2ヶ月〜1年程度

インビザラインの費用と期間

インビザラインとはマウスピース矯正の一種ですが、一般的なマウスピース矯正と異なる点は、3Dシミュレーションを使用し治療計画を立てていくことです。

3Dシミュレーションを使用することで、治療に必要なマウスピースの数や形を事前に決定でき、一回の型取りで治療完成までをシミュレーションすることができます。

ほかのマウスピース矯正のように、何度も型取りをしなくていいというメリットがあります。

矯正方法 費用 治療期間
インビザライン矯正 全体矯正:60万〜100万円

部分矯正:30万〜50万円

全体矯正:2〜3年程度

部分矯正:5ヶ月〜1年程度

八重歯の矯正でデメリットはある?

ここからは八重歯の矯正に関するデメリットを確認していきます。

顔が変わる可能性がある

八重歯の矯正で顔が変わる可能性があります。

医療法人佑健会でも明記されているように八重歯を矯正することで、噛み合わせが改善されて食べ物をよく噛めるようになるという効果が期待できます。

すると口周りの筋肉が鍛えられ、ほうれい線が薄くなったり、顔の歪みが解消されることがあります。

部分矯正ができない例もある

部分矯正の方が費用を抑えられ、治療期間も短いため、「部分矯正で八重歯を治療したい」と考える人も多いでしょう。

しかし、歯を並べるためのスペースがない場合や、噛み合わせに問題がある場合などは部分矯正ができないこともあります。

患者様自身では判断することができないので、歯科医師と相談して治療計画を立てていく必要があります。

高校生・大学生でも費用は大人と同じが多い

一般的に、永久歯が生え揃い、顎の成長が完了していれば「大人の歯列矯正」となるので、12歳を超えている患者様に関しては、大人の矯正治療と費用は変わらない場合が多いです。

12歳未満の成長途中のお子さまであれば、大人の歯列矯正とは治療内容が変わりますので、ケースによっては矯正治療の費用を抑えることができる場合があります。

八重歯矯正にかかわらず保険適用外がほとんど

歯列矯正は、ほとんどの場合で保険が適用されません。

保険が適用されるのは、病気や緊急性の高い治療に限られています。

矯正治療は審美目的(見た目を良くする)の側面が強いため、保険適用外となります。

ただし、一部の条件を満たした場合は、保険が適用されることがあります。

八重歯の抜歯がおすすめされない理由

なかには「八重歯が気になるから抜いてしまおう!」と考える方もいるかもしれません。

しかし、八重歯を抜歯することは基本的におすすめされていません。

八重歯の抜歯がおすすめされないのは以下のような理由があるとされているからです。

  • 隙間ができる可能性がある
  • 噛み合わせに必要な歯であるから

ここから詳しく紹介していきます。

隙間ができる可能性がある

八重歯を抜歯すると隙間ができることがあります。

八重歯は顔の形を整える役割もあるといわれていますので、安易に八重歯を抜いてしまうと、顔が老けて見えたり、顔のバランスが崩れてしまったりする可能性があります。

正常な噛み合わせに必要な歯である

八重歯には噛み合わせの位置を安定させる役割があります。

八重歯がなくなってしまうと、噛み合わせの位置が定まらず、不安定になることが予想されます。

八重歯の矯正ができるおすすめクリニック

ここからは八重歯の矯正ができるクリニックをご紹介します。

キレイライン

キレイライン

キレイライン矯正は前歯12本を中心とした、マウスピースを使って歯並びを改善する矯正方法です。

なるべく抜歯をしないことで、短期間かつ費用を抑えて歯列矯正ができるよう目指しています。

症例は軽度なものを対象としていますが、公式サイトではキレイライン矯正で八重歯が改善された症例がいくつかあります。

費用の目安は21万〜38万円とされています。実際の症状をみてもらってから具体的な費用がわかります。

キレイライン矯正は全国に提携クリニックが155院あります。

気になる方はお近くのキレイライン矯正提携のクリニックを受診してみることをおすすめします。

ピュアリオ歯科

purerio

ピュアリオ歯科は東京都港区の三田にある歯科・矯正歯科です。

インビザラインを導入しており、症例数の多いドクターに与えられる「インビザライン ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されている歯科医師が在籍しています。

初回カウンセリングは無料なので、「八重歯が気になる」という方は相談してみてください。

南青山矯正歯科

南青山矯正歯科は女性専用の矯正歯科クリニックです。

歯科医師を含む院内のスタッフも全て女性です。

歯医者特有のにおいを抑えるなどの細かい配慮がしてある院内で、「歯医者=怖い」というイメージを持つ方でも安心して治療にのぞめる環境が整っています。

ワイヤー矯正・マウスピース矯正が用意されているので、症状にあった治療法が見つかるはずです。

八重歯の矯正に関するよくある質問

最後に八重歯の矯正についてのよくある質問を確認していきましょう。

大人・大学生・高校生で費用は変わる?

永久歯が生え揃い、顎の成長が終わるとされている12歳ごろを過ぎていれば、全て「大人の歯列矯正」となりますので費用は変わりません。

八重歯の矯正はするべき?

八重歯を矯正することで、口元の印象がよくなるだけでなく、噛み合わせの改善や、虫歯・歯周病の予防になるなどのメリットが期待できます。

歯列が整うことで、噛み合わせが定まりやすく、セルフケアがしやすくなるためです。

八重歯の矯正は何年かかる?

症例によって異なりますが、多くの場合1〜3年程度かかります。

軽度な症例や部分矯正で八重歯を治せる場合は、比較的治療期間は短いです。

逆に、抜歯を必要とするような症状や、噛み合わせに問題がある場合は治療に数年かかることがあります。

八重歯を抜くとどうなる?

隙間ができたり、噛み合わせに問題が起こる可能性があります。

八重歯は噛む位置を定める重要な役割を担っていますので、八重歯がなくなることで噛み合わせの位置が不安定になることが予想されます。

また、八重歯は食べ物を噛み切る歯としての役割もあるので、抜歯が必要なときは八重歯を避け、他の歯を抜歯する可能性が高いです。

八重歯の矯正まとめ

今回は、八重歯矯正に関する費用や、八重歯矯正をすることで考えられるデメリットをご紹介しました。

12歳ごろを超えた年齢であれば、高校生や大学生でも大人の歯列矯正となり、治療内容や費用はほとんど変わることはありません。

おすすめクリニックもご紹介していますので、ご自身に合った治療法を探してみてくださいね。

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